Mar 31, 2010

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 ■平松市長「一緒にイベントを」

 大阪市のメーンストリート「御堂筋」で彫刻19体に赤い服のような布が一斉に取り付けられた珍事。人通りの多い街中で誰にも気付かれず、どうやって短時間に次々と彫刻に見合った服を着せたのか−。真夏のミステリーに市担当者の間でも、車を使用した“単独犯”説や、芸術家グループによる“複数犯”説など、さまざまな臆測が飛び交っている。一方、その芸術性に注目した平松邦夫市長が、9月に御堂筋で開催するデザインイベントへの参加を“犯人”に呼び掛けるなど新たな展開も見せている。

 “犯行”は25日午前9時ごろ、沿道企業などでつくる「御堂筋まちづくりネットワーク」事務局の職員が発見し市に通報。市では「日中なら誰か気付くはず」として、“犯行”時間帯を24日夜〜25日未明とみている。

 19体に着せられた服は、1〜2枚の赤い布を組み合わせたり、既製品にスプレーで赤く塗ったりして、各彫刻のサイズに合わせて採寸。少女の像にはワンピース、婦人の像にはドレスなど彫刻ごとにデザインも変えており、胴体部分を赤いひもで縛るなど細やかな工夫もみられた。

 彫刻群は淀屋橋から心斎橋にかけての御堂筋の両側に設置されているが、市担当者は、“犯行”が本町の中央大通より北側だけだったことに注目する。

 北側では彫刻が車道に近い歩道に設置されている一方、南側では車道から離れた民間企業敷地内など奥まった場所にあるためだ。この担当者は「車を使って移動すれば、車道に近い彫刻に次々と服を着せていくことは可能」と推測する。

 一方、別の担当者は「布を全て取り除くだけでも、職員ら3人が手分けして約1時間かかった。とても1人では無理」と“複数犯”説を唱える。

 さまざまな臆測が飛び交う中、市の担当部署は当初、大阪府警東署に被害届の提出も相談。彫刻に破損はなく、最終的には提出を見送ったが、「悪質ないたずらはやめてほしい」と警告していた。

 ところが、平松市長は26日の定例会見で、「怒られるかもしれないが、正直見てみたかった」と、その芸術性に注目。「19体にそれぞれメッセージがあるようで、ミステリーを感じる」とも発言した。

 さらに「とがめるつもりはなく、むしろ申し出てほしい」と促し、市が若手の芸術家を育てるために今年9月に初めて開催するデザインイベントへの協力まで呼びかけた。

 この珍事をめぐっては橋下徹大阪府知事も27日の記者会見で、「世界の一流デザイナーが服を着せていく『御堂筋コレクション』になれば面白い」と冗談めかしてコメント。一定のルールがあるべきだと前置きした上で「服を着せるだけなら器物損壊にならないし、みんながアートと評価していればよいのでは」と話すなど、反響も広がっている。

 平松市長の呼びかけに応えて“犯人”は名乗り出るのか−。今後の成り行きにも注目が集まるなか、市担当者は「仮に本人が現れた場合、怒っていいのか、褒めていいのか…」と複雑な表情もみせている。

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 28日未明、兵庫県尼崎市猪名寺の路上で犬を散歩中の主婦がアライグマに襲われてけがをした。同市と隣接する伊丹市の住宅地では同様の被害が今月3日以降、少なくとも7件に上っており、いずれも犬の散歩中に被害に遭っている。両市は捕獲作戦に乗り出し2匹を捕まえたが、アライグマは警戒心が強く、思うような成果が上がっていないという。

 28日にアライグマが現れたのは午前0時45分ごろ。犬の散歩をしていた主婦(35)がかまれて右手に軽傷を負った。

 一方、今月22日深夜には、尼崎市田能の路上で女性(41)がアライグマに襲われ小指と両足にけがをした。

 女性によると、犬を連れて散歩中、犬がほえると同時にアライグマが背後から突然現れ、犬の背中に飛びかかった。犬から引き離そうと女性が左手でアライグマをつかんだところ、右手の小指をかみつかれたという。

 女性は「凶暴とは聞いていたが、想像以上に大きくて怖かった」と話した。

 これまでに被害に遭ったのは男女7人。現場は半径約2キロ圏内で、時間帯は午後9時〜午前6時半ごろ。アライグマの活動が活発になる夜間に集中している。

 このため、市は近隣自治体と協力して金網製の捕獲わなを仕掛けているが、アライグマは用心深いうえに賢く、思うような成果は上がっていないのが現状だ。

 これまでの目撃情報では尼崎、伊丹両市内に出没しているアライグマは親子連れ数匹という。尼崎市の担当者は「伊丹市と連携しながら、わなを増やすなど、地道な捕獲作戦を続けるしかない。アライグマと出くわしたときは手を出さずにその場を離れること」と話している。

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